弔電を送りたいものの、どんな文章なら失礼がないのか迷う方は多いはずです。とくに会社関係や親族宛てでは、言葉選びひとつで印象が変わります。この記事では、すぐ使える弔電の文例12選から、忌み言葉、敬称、送り方、料金相場までを整理し、はじめてでも安心して手配できるようにわかりやすく解説します。
【コピペOK】弔電の文章例文12選|関係性別テンプレート集

弔電の文章は、短くても敬意が伝わる定型表現を使うのが基本です。
迷ったら『訃報に接した驚き』『お悔やみ』『遺族への気遣い』の3点を入れると、関係性を問わず整った文面になります。
会社関係(上司・同僚・取引先)への弔電文例
ビジネス関係の弔電は、私情を出しすぎず、丁寧で簡潔な敬語にまとめるのが最優先です。
例文1 ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげます。ご遺族の皆様のお悲しみをお察し申しあげるとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。例文2 突然の訃報に接し、誠に痛惜の念にたえません。ご生前のご厚情に深く感謝申しあげ、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。例文3 ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申しあげます。ご家族の皆様におかれましてはご心痛いかばかりかと存じますが、どうぞご自愛ください。
参考:NTT西日本 電報 D-MAIL 文例一覧
友人・知人への弔電文例
友人や知人には、格式を保ちつつも、故人との思い出や感謝を一言添えると気持ちが伝わりやすくなります。
例文4 突然の悲報に接し、言葉もありません。ご生前の温かいお人柄を偲び、心からお悔やみ申しあげます。どうか安らかにお眠りください。例文5 在りし日のお姿を思い浮かべ、深い悲しみでいっぱいです。たくさんの思い出に感謝し、謹んでご冥福をお祈りいたします。例文6 あまりに突然のお別れに、いまだ信じられない思いです。ご家族の皆様のお悲しみに寄り添い、心より哀悼の意を表します。
参考:でんぽっぽ 弔電文例
親族への弔電文例(参列できない場合)
親族宛てでは、お悔やみに加えて、参列できない非礼を詫びる一文を入れると自然です。
例文7 このたびはご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申しあげます。すぐに駆けつけたい気持ちでいっぱいですが、参列かなわぬ非礼をお許しください。遠方よりご冥福をお祈りいたします。例文8 ご訃報に接し、深い悲しみに包まれております。お別れに伺えず誠に申し訳ありません。ご家族の皆様のご心痛を思い、謹んで哀悼の意を表します。例文9 突然のお知らせに驚いております。弔問できず心苦しい限りですが、どうかお気持ちを強くお持ちください。故人の安らかな眠りを心よりお祈りいたします。
参考:参列できない場合の弔電文例
短くシンプルに伝える弔電文例(100文字以内)
急ぎで送るなら、50文字から80文字前後でも十分です。
例文10 ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。心よりご冥福をお祈りいたします。例文11 突然の訃報に接し、深い悲しみでいっぱいです。安らかなご永眠をお祈りいたします。例文12 心より哀悼の意を表します。ご遺族の皆様のご心痛をお察しし、謹んでお悔やみ申しあげます。
参考先のNTT西日本『かんたん申込み お悔やみ』では、主に71〜131文字程度の文例が掲載されています。NTT西日本の公式文例集全体では13文字の短文例から100文字超の丁寧な文例まで確認できます。
参考:NTT西日本 かんたん申込み お悔やみ
弔電の文章の基本構成と書き方ルール

弔電は自由作文よりも、定型に沿って簡潔にまとめる方が失礼になりません。
とくに訃報直後の遺族は心身ともに負担が大きいため、長文よりも、読みやすく配慮が伝わる文章が歓迎されます。
弔電文章の3つの構成要素(冒頭・本文・結び)
構成は3つに分けると失敗しません。
冒頭 まず『ご逝去の報に接し』『突然の悲報に接し』などで訃報への気持ちを述べます。本文 続いて『謹んでお悔やみ申しあげます』『ご冥福をお祈りいたします』などの哀悼表現を入れます。結び 最後に『どうぞご自愛ください』のように遺族への気遣いで締めると整います。
この順番なら、30文字台の短文でも、100文字超の丁寧な文面でも崩れません。
参考:弔電の定番表現一覧
絶対に避けるべき忌み言葉一覧と言い換え表現
弔電では、不幸の反復や死を直接連想させる語を避けるのが基本マナーです。
避けたい表現理由言い換え例重ね重ね、たびたび、再び不幸が続く連想あらためて削除する死亡、死ぬ直接的で冷たい印象ご逝去、ご永眠生きる、生存死生を直接表現ご生前、在りし日迷う、浮かばれない不吉な印象安らかな眠り、お偲びする
弔電は短いからこそ、一語の印象が強く残ります。
送信前に1回声に出して確認すると、不自然な重ね言葉に気づきやすくなります。
参考:NTT東日本 D-MAIL お悔やみの気持ちを弔電で
敬称の正しい使い方|故人との関係別早見表
敬称は、遺族から見た続柄で使い分けるのが基本です。
続柄主な敬称父ご尊父様 お父様母ご母堂様 お母様祖父ご祖父様 おじい様祖母ご祖母様 おばあ様夫ご主人様妻奥様 ご令室様息子ご令息様 ご子息様娘ご令嬢様 ご息女様
故人名を直接入れるより、遺族との関係に合った敬称を使う方が、読み上げ時も自然です。
参考:敬称の使い方の案内
宗教別の注意点(仏式・神式・キリスト教式)
宗教が分かっているなら、宗教に合わない語を避けることが大切です。
仏式 『ご冥福をお祈りいたします』『ご供養』などの表現が使いやすいです。神式 仏教色の強い『成仏』『供養』は避け、哀悼や平安を祈る表現に寄せます。キリスト教式 『冥福』『成仏』『供養』などの仏教用語は避け、『安らかな眠り』『慰めと平安をお祈りします』などが無難です。
宗教が不明な場合は、『心よりお悔やみ申しあげます』『哀悼の意を表します』のような中立表現を選ぶと安心です。
参考:宗教別の弔電マナー
弔電の送り方|届けるまでの5ステップ

弔電は、会場と喪主情報を確認し、開始前に届くよう申し込むのが基本です。
流れ自体は難しくありませんが、宛名と締切を誤ると会場で確認に手間がかかるため、手順どおり進めることが重要です。
訃報から会場名と日時を確認する。宛名は原則として喪主のフルネームにする。文例を選び、差出人の肩書や関係性を添える。電話またはインターネットで申し込む。通夜または告別式の開始前に到着するか確認する。
弔電を送る基本の流れ(申込から届くまで)
申込み方法は、電話とインターネットが中心です。
急ぎなら定型文を選べるサービスが便利で、はじめてでも5分から10分程度で手配できます。
差出人欄には、氏名だけでなく、会社名、部署名、同期一同などの関係性を添えると、遺族が誰からの弔電か判断しやすくなります。
参考:NTT東日本の送り方ガイド
宛名・届け先の書き方(喪主名が分からない場合も解説)
届け先は、通夜や葬儀が行われる斎場や自宅が基本です。
宛名は喪主のフルネームが原則で、斎場では複数の葬儀が重なることもあるため、名字だけでは不十分です。
喪主名が分からない場合は、『(故)〇〇 ご遺族様』とする公式案内があります。『ご一同様』表記はサービスによって扱いが異なるため、利用先に確認すると確実です。
別の家族宛てに送りたい場合は、『喪主名様方 受取人名様』の形にすると誤配を防ぎやすくなります。
参考:弔電の宛名と届け先の解説
いつまでに届ける?申込締切の目安
弔電は、通夜や告別式の前日までに申し込むのが理想です。
できれば通夜の前までに、遅くても葬儀(告別式)の前までに届くよう手配するのが基本です。なお、NTT東日本・西日本のD-MAILでは当日配達の申込締切は14時です。
ただし、地域や受付時間で当日配達の可否が変わるため、夜間や早朝の式ではさらに前倒しで申し込む方が安全です。
訃報を後から知った場合は、まず弔電や手紙で弔意を伝え、後日あらためて弔問を検討すると丁寧です。
参考:申込タイミングの目安
弔電サービスの選び方と料金相場

弔電サービス選びでは、文例の探しやすさ、申込みやすさ、総額の3点を比較すると失敗しにくいです。
文例料金だけでなく、台紙や配送条件を含めた総額で見ると、予算感がつかみやすくなります。
主要な弔電サービス3社の特徴比較
主要サービスは次のように比較できます。
サービス特徴向いている人NTT西日本 D-MAIL定番文例が多く、関係性や予算から選びやすいです。急ぎで定型文を選びたい人NTT東日本 D-MAILマナー、敬称、宗教別注意点まで確認しやすいです。書き方を確認しながら送りたい人でんぽっぽ参列できない場合や親族向けなど、状況別文例が豊富です。関係性に合う文例を細かく探したい人
サービスごとに得意分野が違うため、文章に不安があるなら解説が丁寧なサービス、時間がないなら定番文例が多いサービスが向いています。
参考:NTT西日本 ・ NTT東日本 ・ でんぽっぽ
料金相場と台紙選びのポイント
料金は、文例料金だけなら1,320円の例が確認できますが、実際の支払額は台紙や配送条件で変わります。
予算区分としては、5,000円台、10,000円台、10,000円超のように総額が広がる例があり、台紙の装飾が上がるほど費用も上がると考えるとわかりやすいです。
一般的な弔意なら落ち着いた無地や上品な台紙で十分で、特別な関係や会社代表名義なら少し格のある台紙を選ぶと場に合います。
参考:料金と台紙の目安
弔電の文章に関するよくある質問

細かな疑問は、文章そのものよりも、名義や文字数、香典との関係で生まれやすいです。
ここでは迷いやすい4点を短く整理します。
弔電の文章は何文字くらいが適切?
Q. 弔電の文章は何文字くらいが適切? A: 目安は50文字から80文字前後です。短くても失礼ではなく、21文字の定型文例や100文字超の丁寧な文例もありますが、迷ったら70文字前後が無難です。
参考:文字数の参考になる文例集
会社名義と個人名義、どちらで送るべき?
Q. 会社名義と個人名義、どちらで送るべき? A: 業務上の関係が深い相手や会社代表への弔意なら会社名義が適しています。個人的な関係が中心なら個人名義で十分で、誰からか分かる肩書や所属を添えると親切です。
参考:差出人名義の考え方
弔電と香典は両方必要?
Q. 弔電と香典は両方必要? A: 弔電は気持ちを伝える手段で、香典とは役割が異なります。参列できない場合は弔電だけでも失礼ではありませんが、関係性や遺族の意向に応じて香典を別途検討すると丁寧です。
遺族から辞退の案内がある場合は、その意向を最優先にしましょう。
弔電を送ったことを遺族に伝えるべき?
Q. 弔電を送ったことを遺族に伝えるべき? A: 基本的には追加連絡は不要です。会場に届けば遺族へ伝わるため、悲しみの最中に連絡負担を増やさない配慮が大切です。
ただし、どうしても不安な場合や親しい間柄なら、『弔電を手配しました』と短く伝えるのは問題ありません。
まとめ|弔電の文章は『敬意』と『簡潔さ』がポイント
弔電の文章で大切なのは、長く書くことではなく、敬意を保ちながら簡潔に気持ちを届けることです。
文面は『訃報への驚き』『お悔やみ』『遺族への気遣い』で組み立てる。忌み言葉や宗教に合わない表現は避ける。宛名は喪主のフルネーム、届け先は会場が基本。文字数は50文字から80文字前後を目安にするとまとまりやすい。迷ったら定番文例を使い、送信前に敬称と到着時間を確認する。
文例をそのまま使っても問題ありませんが、故人との関係に合う一文を足すと、より心のこもった弔電になります。


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